






コーヒー通なら先ず挙げるのがハワイコナコーヒーである。
コナコーヒー (Kona coffee) は、アメリカ合衆国のハワイ州のハワイ島西岸のコナコースト
で主に栽培されているコーヒーの総称である。 アメリカ合衆国の州では、ハワイ州が
コーヒーを商業ベースで生産している唯一の州であり、ホワイトハウスの公式晩餐会で出さ
れるコーヒーは必ずコナコーヒーである。 なお、日本企業でも、UCCやドトールコーヒーが
コナコーストで観光農園を経営している。
コナではコーヒー・チェリーの摘み取りに機械は使用せず、1粒1粒成熟具合を見ながら
手作業で摘み取る。1杯のコーヒーに必要な豆は、おおよそ70~80粒。摘み取りを考
えただけでも、コナコーヒーが世界的に高い評価を得ることのできた理由が分かる。
また現在のコナコーヒーの成功には、これまでの日本人移民の辛抱強い努力も忘れることは
できない。なぜ稀少?
コナの山側地区はコーヒーの栽培に理想的な環境を持つが、その作付面積は世界中の大農園
に比べるとあまりにも小さく、機械化農業の時代に丁寧な手作り生産をおこなっているため、
その生産量は全世界のコーヒー生産量の00.1%にも満たない。
またそのほとんどが米国内の高級レストランやホテルで消費されるため、海外にはあまり輸出
されていないのが現状だ。日本で知名度が低く、良質な商品が入手しずらいのは、
こうしたことが原因かもしれない。
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