

ハワイ人の大半は自分達の先祖は「タロイモ」と思っているのだ。
それほど「タロイモ」に寄せる思いは強い。
ベトナムでは「タピオカ」とも言われ、これが豊富にあったことから
アメリカに勝てたと言う説もあるくらいだ。
ここオアフ島では今でも「ポイ」と呼ばれるタロイモの料理がある。
料理方法はいたって簡単、タロイモをそのままお湯でゆでる。
柔らかくなったら皮をむく。
溶岩の岩でつぶす(溶岩でなければ駄目だと言う)
水をつけながらつぶしていくと、餅のようになり粘りが出てくる。
イモをつぶすのは保存の為と言う。
空気を抜いて腐敗を止める。
つぶつぶがなくなったら、このまま発酵させる。
水につけておけば何年でも保存出来ると言う。
タロイモは鉄分、カルシューム、ビタミンが豊富で健康食だ。
ポイに次いで有名なのが「ラウラウ」である。
ラウラウ(Laulau)は、タロイモの葉(ラウ)で包まれた豚肉の料理で、
ハワイの郷土料理である。
伝統的には、タロイモの葉の中央に魚や豚肉の小片を乗せ、葉の端を葉の中に
折り込んで、イムと呼ばれる地中のオーブンで調理される。皿は熱い石と一緒に
バナナの葉で包まれ、再び地中に埋められる。数時間後、ラウラウは食べられる
状態になる。
近年では、タロイモの葉と塩漬けのマナガツオ、豚肉、牛肉、鶏肉等をオーブン
で蒸し焼きにして作られ、ライス、マカロニサラダとともにプレートランチとして
提供されることが多い。
現地ではこのセットで10ドルくらいで食べられる。
(フキラウソングに出てくるラウラウとはこのことを指す)
スポンサーサイト