









松井 須磨子(まつい すまこ、1886年 - 1919年)は、
日本の新劇女優。本名、小林正子(こばやしまさこ)。
長野県埴科郡出身。
1903年親戚の世話で最初の結婚をするが、1年で離婚している。
1908年に俳優養成所勤務の前澤誠助と結婚し、1909年、坪内逍遥の
文芸協会演劇研究所第1期生となるも1年で離婚。
1911年、『人形の家』の主人公ノラを演じて認められ、1913年、
島村抱月と芸術座を旗揚げし、『復活』(トルストイ原作、島村訳)の
カチューシャ役が大当たりし、人気女優となった。彼女が歌った主題歌
『カチューシャの唄(復活唱歌)』(抱月作詞・中山晋平作曲)のレコードも
当時2万枚以上を売り上げる大ヒットとなった。このことから、須磨子は日本
初の歌う女優となった。
島村抱月と不倫関係にあったが、1918年スペイン風邪で島村が病死すると、
1919年芸術座の道具部屋において自殺した。享年33歳。
島村の墓に一緒に埋葬されることを望んでいたがそれは叶わず、
彼女の墓は長野市松代町の裏山にあると言う。
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