









1996年ワシントンの博物館でハワイ大学の学生によって
ある資料が発見された。
PETITION(嘆願)AGAINST(反対)
ANNEXATION(併合)
つまりハワイ王朝からアメリカ議会へ提出された
「併合反対嘆願書」であった。
ハワイ語と英語の併記となっている。
1897年当時のリリウオカラニ女王がこの嘆願書を携えアメリカ
議会へ持参したものだ。その数約21.000人、ハワイ人口の
約過半数に上ると言う。
しかし、その願いは叶わず逆に力による圧力へと向かう。
女王は血を流したくないとして自ら王位を退位、幽閉生活を余議
なくされる。
兄カラカウア王もアメリカ本土で暗殺されるなど悲運の王女として
今日まで語り継がれている。
そして1897年アメリカ国家として50番目の州が誕生したのだ。
これらの資料はハワイのビシップミュージアムに展示保管されている。
個人的にはいつまでもハワイ王朝であってほしかった。これはボク
だけではないと思う。
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