















長崎県佐世保市にその店はあった。
「Jazz Spot い~ぜる」と言うジャズ喫茶である。
「い~ぜる」とは以前この店に入るのに画廊を通って入ったことから
画廊の名前からとったのだと言う。
店主の山下ひかるさんは大阪の出身で、小さい頃からドラムを叩いていた。
ある日友人から佐世保にジャズ喫茶の出来るいい店があるからやらないか、
と誘いを受ける。2人で始めてはみたものの経営的にはやはり厳しいことを知る。
その内結婚し子供が出来たとなるとやはりこれでは駄目だと知り、
一時サラリーマンの社会へ。10年後やはりジャズ喫茶の夢はあきらめきれず、
独立して今の場所に店を構える。1972年の夏であった。
現在では1950年代のモダンジャズを中心にコレクションはLP4000枚、
CD700枚を超えるまでになった。
自らもジャズバンドを結成、各方面でライブを行っている。
場所がら外人も多く、そのあたりも受け入れられているゆえんかも知れない。
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