

1968年に結成され70年に解散、発表されたアルバムも
『Fifth Avenue Band』1枚のみという短期間の活動ながら、
彼らの作り出した音楽は実り多いものだった。R&B/ボサ・
ノヴァ/フォーク/ジャズといった異なる音の断片を無理なく
繋ぎ合わせ、洗練されたサウンドに帰結させる手腕は見事という
他にない。またメンバーそれぞれの演奏力、コーラス・ワーク、
ソングライティング・センスも絶妙で、これがデビュー当時に全く
評価されなかった(特に米国で)のは今もって信じられない。
1990年には再結成を果たし、『Really』を発表しているが、
これはAOR寄りの作品。また、メンバーのピーター・ゴールドウェイ
やジョン・リンド、ケニー・アルトマンなど、解散後のそれぞれの
ソロ活動もここ日本では人気が高い。
日本では山下達郎などに影響を与えたとしている。
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